■MERCY マーシー AI裁判(2026=Timur Bekmambetov)100分 amazon
★「90分で無罪を証明しないと即死刑執行」という振り切った設定はエンタメとして大正解。
★同僚の女性警官が不正を行っていたという展開はやや唐突。
*2026.04.04
■ザ・ブライド!(2026=Maggie Gyllenhaal)127分 TOHO六本木
★逃げ込んだパーティー会場で突然狂ったように踊ると居合わせた一部の人も一緒に踊る。その理由を一切説明せずにひたすら踊り続ける。映画的で素晴らしいシーン。
★ホラー要素は全然たいした事はない。ホラー/スプラッシュ的な表現をしようと思えばどこまでも過激にできる行為はある。
★最初から最後までフランケンシュタインなのでChristian Baleかどうかは判らない(声も少し加工?)
★エンドロールの音楽はどれも良曲。特にたぶん2番目にかかった弦が奏でる曲。
*2026.04.03
■クライム101(2026=Bart Layton)140分 amazon
★いろいろな要素をあえて回収しない展開。引き分けみたいな感じの結末。元締めっぽい老人とは決着がついてないのでは?
★胸の真ん中を撃たれたのにさほど出血もしていないように見える
★マーベルふたりの対決。マイティ・ソー(Christopher Hemsworth)と超人ハルク(Mark Ruffalo)。
★Halle Berry(1966年誕生)は色々アンチエイジング的な事をやっているとしか思えない見た目。
*2026.04.24
■炎上(2026=長久允)103分 テアトル新宿
★新宿・トー横広場に集まる若者の話。先日「リプライズ」を観た時にも感じたが、60歳という年齢になるとこういう映画にはなかなか移入できない。
★善人はひとりも登場しない。星1000を盗んだのは一ノ瀬ワタル(リーダー格の男)かと思ったが違った。
★諸々投げっぱなし。主人公が放火して生じた事態の詳細やその前の元親友に対する行為の結果は明らかにされない。冒頭で示された家族問題も放置。
★一ノ瀬ワタルがエレキの弾き語りで無骨に歌う歌は悪くない。カメラの動きが面白いショットがたくさんあった。(2026.04.14)
■恋愛裁判(2026=深田晃司)124分 ※齊藤京子 TOHOシネマズ渋谷
★不思議な映画。決断にまつわる理由・経緯・逡巡・葛藤などは描かれない。相手を本気で好きになったのかのかどうかよく判らない。アイドル(芸能人)を辞める覚悟で恋愛を選んだわけではなく、深く考えずに瞬間の衝動で行動しただけで、その後の同棲生活でもアイドルという仕事に対して未練があるようにも見える。〈自分が本当に欲しいもの〉が何なのか自分でも判らない女性の話?
★カラオケのシーンの流れで屋上で披露するマジック、ポケットに仕込めるようなネタではとても無理そうに見える空中浮遊。
★女性アイドル5人組なら必ず派閥ができそうな気がするがふたつの事件があっても少なくとも表面上は仲が良いようだ。
*2026.02.03
■スーパーマン(2025=James Gunn)129分 U-NEXT
★大部分PSVRで鑑賞。映画館で観るべき作品。
★CGの進化。昼間の大都市で怪獣とスーパーマンが戦うシーンに違和感は殆どない。
★レックス・ルーサーはポケットユニバースを使って何をしたかったのか、いまいちよく判らなかった。
★ロイス・レイン役のRachel Brosnahanはドラマ「ハウス・オブ・カード」に19話出演。
*2026.04.07
■ウィキッド 永遠の約束(2025=Jon M. Chu)137分 TOHO六本木
★前半は昨年映画館で1回観ただけで細かい所は殆ど忘れていた。悪い魔女vs良い方というファンタジーなバトルかと思いきや全然違う方向性。現実世界を反映したような話。大声で喧伝する側が正義とは限らない。多様性や平等を希求。
★元祖・主人公のドロシーの顔が映らないのは〈古い世界〉に対する訣別?
★前半は学生生活を謳歌するような楽しいナンバーがたくさんあった気がするが後半(今作)はそうでもない。明るい群舞は最初の方のひとつだけだったような。
*2026.04.02
■ジュラシック・ワールド 復活の大地(2025=Gareth Edwards)134分 amazon
★セットアップまずまず、中盤なかだるみ、クライマックスいまいち。映画館で観ても失望の方が大きそうな作品。
★長女がボートを取りに行くシーンと次女に恐竜が迫るシーン、父親と長女のボーイフレンドはただ見てるだけ。行こうとしても流れが強すぎて行けない、とか何か必要。
★飛翔能力がある恐竜が空からやってきて着地して地上を歩いて迫ってくる(普通は急降下していきなり襲うでは?)。実在した恐竜ではなく遺伝子操作で作られた恐竜は逆に興ざめ。
★次女がバッグに入れていた恐竜の子供は最後にどうなった? 当然何かあると思ったけど何もなかったような?
*2026.04.19
■アウトローズ(2025=Christian Gudegast)131分 amazon
★大半をPSVRで鑑賞。大画面で必須ではないが終盤のクルマの銃撃戦などは大画面大音響の方が魅力アップ確実
★クルマの見せ方がかっこいいショット多数
*2026.05.01
■マーティ・シュプリーム 世界をつかめ(2025=Josh Safdie)149分 恵比寿ガーデンシネマ
★どこか不思議な映画。なんだかんだで成功するか、結局破滅するかどちらかかと思ったら、クライマックスは小さな勝利で、我が子の誕生に感動して泣いているように見えるショットで終了。
★目的の為に手段を選ばないTimothee Chalametの猪突猛進・破天荒キャラは魅力充分だが、あの罰(公衆の面前で辱め)は必要なのだろうか?
★宇多丸さんの映画評、主人公を「クズ男」「ダメ人間」とする声多数だが、主人公は卓球の才能はあり、前向きに成り上がろうという意志はあるので、僕の分類では一般的な単なるクズではない。まともに仕事もせずに酒やギャンブルやクスリやセックスに明け暮れるのが正真正銘・真性のクズ。
*2026.03.26
■1975年のケルン・コンサート(2025=Ido Fluk)116分
★予告編から当時の風俗・流行・音楽が彩るポップでライトな青春モノと予想してたいして期待せずに観たがなかなか良かった。
★居眠り運転で事故になりそうになった直後のシーン、キースは「喋るな、感じろ」とブルース・リーのような事を言う。
★言葉で魅力を説明するのが難しい作品。音楽の力。熱烈な思い。
*2026.04.13
■ブルームーン(2025=Richard Linklater)100分 ※Ethan Hawke 恵比寿ガーデンシネマ
★才能があるダメ男の最後の恋。グランドピアノがあるBARだけで展開。時代は1943年3月。
★Ethan Hawkeはあんなに小さくない筈。立ったり歩いたりするショットは体は別人、もしくはデジタル処理で全体的に縮めているのか。
★当時のアメリカのショービジネスに造詣があればさらに楽しめる話だが、ほとんど知識がない僕でも充分楽しめた。
★「恋人たちの予感」で使われていた曲が店のピアノで演奏されていた。あんなに古い曲だったのか。
★主人公の小柄な体格を表現する為に製作陣は「昔ながらの舞台技術」を用いた(Wikipedia)
*2026.04.30
■センチメンタル・バリュー(2025=Joachim Trier)133分 ル・シネマ渋谷宮下
★言葉で魅力を説明するのが難しい作品。家の歴史、舞台、映画、父と娘、姉と妹、母の死。
★父親が監督する映画に俳優の娘が出演。
★父親のStellan Skarsgarは映画「DUNE」ドラマ「キャシアン・アンドー」に出演。
★人気俳優役のElle Fanning、少女の頃は華奢で儚げな印象だったが、すっかり大人になった(98年誕生)。
*2026.04.08
■爆弾(2025=永井聡)137分 Netflix ※山田裕貴
★最初の爆弾が爆発するまでは展開・キャラにかなり引き込まれたが、だんだん謎解きの為の謎解き的な感じになってきて、渡部篤郎や伊藤沙莉の激昂に辟易。犯人が妙なクイズを出さず、誰も激昂せず、淡々とした心理戦が延々最後まで続いて欲しかったが、この予算規模のエンタメではそういう展開は多分無理。
★production designまずまず。警察官の行動や会話は当初はリアルに感じられた。
*2026.04.01
■宝島(2025=大友啓史)191分 目黒シネマ
★結論から言えばノレなかった。3時間を超える長尺でコザ暴動まで20年近い時が流れているが、人物があまり成長している感じがしない。
★基地の敷地内に侵入して毒ガスを使った革命を実行しようとしているように見えた窪田正孝は、成長した孤児が撃たれるとさっさとやめてひたすら救命しようとする。窪田と孤児の関係性は間接的にしか語られていないので、邪魔する奴は全員殺して革命を起こす勢いはどこいったと言いたくなる。
★非常に細かい所だが、広瀬すず先生が新任の挨拶をしてクラスの児童に自己紹介をさせるシーン、最初に窓際から2番目の列の一番前の男の子を指名するが、あの場所に座っている子供からはじめるいう事はランダムに全員を指名するつもりだったのだろうか? 普通に一番窓際の列の一番前(もしくは一番廊下側の一番前)から始めて座っている順番で進む(と思わせる)方がすっきりするのだが。
★イマジナリーライン越えの編集多数。多すぎて何か意味があるとは思えなかった。
★production designはまあまあで、ラストのコザ暴動はそれなりの迫力だが、沖縄の暑さや占領下の鬱屈した思いが画面から溢れて来る程ではなかった。
*2026.03.05
■片思い世界(2025=土井裕泰)126分 U-NEXT ※広瀬すず【ネタバレ注意】
★幽霊である事はかなり早い段階で明かされて最終的に微妙な所に着地する。普通に生活ができて、3人で話す事ができて、年齢を重ねる事もできるのなら、実際に生きていても誰とも関わらない引きこもりのひとり暮らしよりは全然幸福な気もする。
★死んだ瞬間から幽霊になったのならまずは自分の家に帰ってみる筈だが、杉咲花以外は家族に関して描かれていなかった。元の世界とは住んでいる場所とか名前とか微妙に異なっているという設定なのか?
★幽霊である事の制限は生きている人からは見えない・生きている人にはこちらの声は聞こえないだけ? 幽霊設定でよく判らない所がいろいろあった。食事も移動もバスケもすべて彼ら3人の共同幻想のようなもの?
*2026.04.26
■ルノワール(2025=早川千絵)122分 amazon
★最大の魅力は言葉で説明困難な独特なムード。時代は多分1980年代後半。一部は主人公の少女の妄想かも。河合優実出演はワンシーンのみだがそこそこ場をさらう。エンドロールでかかる曲はビートルズっぽい雰囲気。
*2026.03.29
■HERE 時を越えて(2024=Robert Zemeckis)104分 U-NEXT
★映画史上初のルック。固定カメラで先史時代から現在まで時代を行き来して展開。短いスパンで時代を行ったり来たりするので全く飽きない。Tom Hanks、Robin Wright、両親役はデジタルで若返りや加齢の加工を施している。
★全家族が何かで繋がっている、もしくは、家族の誰かは有名人という展開を予想したが、そういう話ではなかった。
★ラストショットのみカメラが移動して部屋の外に出るが最後まで固定で未来の光景で終わっても良かった
*2026.04.04
■正体(2024=藤井道人)120分 Netflix
★ベランダからクルマの上に飛び降りて走って逃げて橋から川に飛び込むまでワンカットに見えるショット、クルマに飛び降りる画はよく見るとデジタル処理を施しているようにも見えるがなかなかの迫力(61分頃)
*2026.03.09
■アクアマン 失われた王国(2023=James Wan)124分 U-NEXT
★大部分PSVRで鑑賞。映画館で観るべき作品。
★戦闘シーンでカメラがガンガン動いてワンショットに見えるショット(98分頃)
*2026.04.02
■ドライブ・イン・マンハッタン(2023=Christy Hall)100分 U-NEXT ※Sean Penn,Dakota Johnson
★タクシー運転手と客のワンシチュエーション
★初対面で強烈なセクハラトーク、Sean Pennを全く知らない人が見たらどう感じるのだろう? Dakota Johnsonの方が流れを作ってセクハラトークに入っていくという展開だったらどうだったか?
★アメリカでは長距離移動のタクシーにチップ500ドルは珍しくないのだろうか。
*2026.04.10
■プリシラ(2023=Sofia Coppola)113分 U-NEXT
★エルヴィス・プレスリーの妻の話。内気に見える少女が最後には声をあらげて夫の浮気疑惑を責める。内気に見えて実は最初から激しい性格だったようにも見える。
★最初から最後まで淡々とした展開。後半に何かあるのだろうと思って見ていたが普通の映画的盛り上がりはない。エンタメでもアートでもない不思議な映画。
★妻・プリシラがエルヴィス以外の人物と話すシーンは殆どない。会話らしい会話は最初に声をかけてきた男と母親だけ。学生時代に友人がひとりもいなかったようにさえ見える。エルヴィスとの会話もほとんどがふたりだけの密室で交わされる。
*2026.04.11
■愛を耕すひと(2023=Nikolaj Arcel)127分 U-NEXT ※Mads Mikkelsen
★18世紀のデンマークで実際に起きた開拓史を基にした歴史ドラマ(GoogleAI)
★デンマークの雄大の自然。CINE-VIVANT六本木で観たかった作品。
★映画で描かれるのは阿部定以来?(107分頃)
*2026.04.19
■私たちの一日(2023=Hong Sang-soo)84分 ユーロスペース
★始まりも終わりもないような映画。独特な時間の流れ。まだまだ続くと思ったら唐突に終了、よく考えたら最初のショットとつながりがああった(ひとりで酒を飲む)。言語化困難な映画。
*2026.03.12
■僕らの世界が交わるまで(2022=Jesse Eisenberg)88分 U-NEXT
★心が離れていた母親と息子が歩み寄る話。シネマライズ渋谷で観たかった作品。
★説明台詞やありがちな感情吐露がない脚本が素晴らしい(脚本もJesse Eisenberg)。
★主人公・Finn Wolfhardはドラマ「ストレンジャー・シングス」に出演。
*2026.04.07
■漁港の肉子ちゃん(2021=渡辺歩)97分 U-NEXT
★「となりのトトロ」「耳をすませば」「想い出ぽろぽろ」オマージュ。
★肉子ちゃんの大半の台詞は大竹しのぶの声に聞こえない。
★吉田拓郎っぽい曲だなあと思ったら吉田拓郎だった。子供に歌わせた狙いはよく判らないが、この曲が流れているシーンでなぜか涙腺が緩んだ。
*2026.04.05
コメント